論文作成を毎日公開できたらと思っていましたが、やっぱり難しいですね。ほんとうにタイムリーに進めているため(書き溜める能力もなし)、少しポスター作成にてこずっていました。
半日、一日しごとなので、実際はそんなにかかっていないのですが、今回ははじめてORSにポスター2つ出すということをしたので、言い訳的にその辺りが原因であることと、1つについては、共著者と議論したりして進めているからだと思います。そうでなければ、もともと演題登録した時に抄録をバランスよく貼り付けて終わりということになるのですが、より視認性をあげるにはどうするかということでブラッシュアップされていくのがわかります。こういった機会というのは今までになかった経験なので、外国の方との共同研究というのはいろいろ勉強になることがおおいかなと思います。
さて本題のDiscussionですが、やっぱり、段落をいくつぐらいにして、それぞれのメインテーマをどうするかということを決めて、どのように流れのある文章にしたらいいかなどは、おおざっぱにでも日本語のほうがいいかもしれません。 これをしないと、Introの文章を焼きなおしして、同じことを繰り返す危険もあります。
ここでCORRの書き方論文を見ますと、およそ、方法、結果、考察で扱う項目すべてが対応のある文章になっているかなどを確認する必要があります。
つまり方法で、「以下2つのこと 1)、2)について調べる」と書いたなら、
結果にも、
1)については、結果はこうだった。2)についてはこうだった。
そして考察にも、段落ごとに
1)についての検討は..., (次の段落では)2)について、結果から...,
というようにすべて1対1対応のように書いていけば自分の頭の整理になるはずです。
また、いつも紹介する下記の本にもあるように、
ぐだぐだ書かずに、今回の研究の目的について、さらっと述べた後(これを1段落目に)、今回の結果でわかったことで一番重要なことを最初にもってくるといいと思います(これを2段落目に)。
なぜそうなったか、そうなることによって、何が期待されるのかなどを述べた後、類似した過去の論文について簡潔になってでも、どんなことまで明らかになっているのだとかを
論じればいいと思います。
今回の自分の例でいうと、今回は1つしか調査項目がない、という状況なので、
”結果から、従来A)で調べていた手法での結果が、今回B)という方法で調べたほうがいいという手法との結果で約X度異なるという事がわかった(結果を再度述べる)。これは臨床的にみても明らかな違いであることがわかる(臨床的意義に結びつけるような発言。いくら統計的に差があっても、臨床的にみて、大した違いでなかったら、どうだ、すごいだろう、って書いても仕方がない、ということです)。”
”(そして次の段落では、従来法A)についての問題点) 今まで従来法A)で行ってきたのだが、この手法で行う場合、ある手術の前後の変化、効果を知るためには良かったが、この手法で示す最大値については、少し誇張しすぎている可能性があることが考えられる。実際手法A)で求められる現象は、実際の臨床では起こっていないということも
われわれは証明してきた。”
”(次の段落では、この新しい方法B)でもとめられた結果についての妥当性)今回B手法で求められた結果については、今までのAで求められた方法と同じように、屈曲角度や外転角度が大きくなれば、内旋角度が小さくなるなどの傾向は似ているということがいえる。”
そして次の段落でLimitationを書きます。CORRの場合、2段落目にもってこないといけないとかいてありますが、通常は、Conclusionの一つ前に書くことが多いです。ここでは未来の研究につなげるような書き方をして、次の研究でそれを明らかにしてみたいということを書く(今回は、すでに次の研究の結果もでている)といいと思います。
そして最後の結語を書きます。
という感じの構成であれば、たとえ調査項目が一つであってもなんとか、論理展開ができると思います。これをなんとか英語にもっていくということを1-2日かけてチェンジしていきます。
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