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2014年11月7日金曜日

日本における〇●〇●療法のための謝礼金ベースのインタビュー 英語力の向上をわずかだけ実感

 今週面白いメールが届きました。海外ではある新規の治療法を検討する際に、調査会社に
委託し、その情報を基に戦略を考えて行くということが行われているのですが、そんな事に
関する話です。

標記のように「日本における〇●〇●療法のための謝礼金ベースのインタビュー」という
件名でメールが届きました(もちろん●〇は伏せています)。 日本におけるその治療法の
現状を知りたいというのが主旨の様で、そのインタビューに答えると少額のお金がもらえる
という話です。

だいぶ前になりますが(調べると3年以上前だった)、同じような経験が2回あります(参照①:
キーオピニオンリーダー(KOL)としての仕事、参照②:英語論文10本作成の余剰効果 ③ (海外からの謝礼つきの問い合わせ))。今回は英語での電話で、そのインタビューに答えるというもので
20分ぐらいで150ドルという内容でした。昨今の円安も手伝い非常にコストパフォーマンスがいいと思い承諾しました(後でそうそううまい話でなかった事を書きます)。

以前は海外から自宅に電話してもらうことにしました。これはお察しのとおり勤務医の現状というのは、同じたくさんないしいくつかの机が並べられた状況の中1つを使用するというもので、プライバシーはなく、しどろもどろの英語を聞かれたくない、という理由からでした。でも今は自分の研究室もありますし、電話番号を教えたくないという理由からSkypeで行うということにしました。しかもヘッドフォン+マイクではなく、内臓マイク+スピーカーという状況です。

正直言いますとやっぱり聞き取りにくかったです。こもったり、通信の不安定さから聞き取りにくいところがあって、繰り返してもらってもおなじところを向こうが同じように強調するので、声がこもってしまうという感じでした。でも上記のブログ見直すと、その時は通訳が手伝ってくれる状況で
なおかつほとんど通訳を介しての会話だったのと比較して、今回は通訳のサービスはない状況の中しつこく聞きなおしたりしてなんとかインタビューを終えたので、少しは英語がましになったかなと思いました。 
結果どうだったかというと、当初の20分でなく1時間かかってしまい、これでは日本の医師のバイトの相場とそんなに変わらない、という状況で終わりました。でも日本で行われている治療の現状というのを相手側があまり知らないという様子の中、自分の伝えたことを興味深く聞いてくれて、これが日本の医療の情報として参考にしてもらえるというのは、役立った気持ちもあり、なおかつ謝礼まで頂けるなら、いい仕事だと思いました。

お金は小切手で届けるということで、胡散臭さがまだ残りますが、典型的な仕事でないことから面白い体験をさせてもらったと思いました。