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2015年4月20日月曜日

仕事の効率を目指すならマストアイテム スキャナ PDF化して管理

 以前書いたモバイルプリンタに続く些細な話の一つをさせてもらいます。
どんな仕事をしていても、紙媒体の仕事はまだなくなっていません。ほっておくとどんどん資料は残り、一定期間たって整理する時期に埋もれた資料を発見することも少なくありません。どうせそんな扱いになるのなら、要る要らないにかかわらず原本すててもいい資料(たとえば、なにか自分宛に送られた案内の資料とか、とりあえず紙にメモする必要があったもの)は全て下記にあるスキャナに取り込んでいます。
 資料の整理のとりあえずは時系列、という過去に流行った本(野口悠紀雄氏の”超勉強法”だったか、”超整理法”だったか。すいません忘れました。下にリンクはさせました)を基に、そのまま
スキャンした日付順にファイルを置いておきます。一覧として表紙は表示されていますので、およそ何の資料だったかわかります。これを上述の”一定期間たって整理する時期(そろそろ整理しないとわからなくなりそうだと思う時期)”に片付けてもいいですし、そのままおいておいてもスペース上は特に問題ありません。
 最近では、教科書のスキャンもしています。これは細断する手間とかを考えると、コピーした後スキャンということようにしています。コピーの手間はありますが、これは誰かに代わりにしてもらえる方はしてもらえるでしょう。自分の場合、学生、研修医時代になんでもコピーしておいておこうという習慣がついているので苦になりません(200ページくらいの物だったら5-10冊別になんとも思いません。そういったときに耳は空くので、何かを聞きながらするとさらに苦になりません)。こうすることで重い、かさばる資料を持ち運びしなくてよくなります。
 今のスキャン化したPDFファイルは、画像がコピーできるのは当たり前ですし、文章だったら文字としてコピーできます。あとはPDFのファイルをフォルダでまとめておけば、PDFを開かなくても、そのフォルダ内で文章をキーワードで検索すれば、そのキーワードの含まれたファイルだけを抽出できます。たとえば(自分はやっていませんが)、抄読会での資料をすべてスキャンしておき1つのフォルダで管理しておけば、時間経ったのちあるトピックだけの資料を整理したいといったときに
それを含める資料だけが検索されます。
 知っている方には当然の話です。しかし、最近このIT格差も結構激しくなっている経験をしたので
半分以上の方には役に立つ話かと思います。

2015年4月14日火曜日

特許出願の報奨金は? これでは職務発明にだれも取り組まないのでは?

 先日お話ししました、特許出願関連につながる話です。今までにないものを作成しようと思い、ようやくプロトタイプが完成したのですが、その構想から実際作成するという段階に来るまでに2年ほどかかりました。 自分の研究に関わるものであったので、当然職務発明として進めることになりました。その際に特許の出願だけすれば、現在在籍する大学の基準ではいくらか報奨があります、と言われたので一度確認しました。

なんとたったの(と言っては言い過ぎでしょうが)1万円でした。安い!しかもそこから特許として認められるステージにいっても、2万でした。これではなかなか発明していこうという雰囲気にならないかもしれません。 昨年くらいに雇用者の職務発明の扱いは悪くなりました。

でも、とりあえず特許出願に持っていける話になれば、当然弁理士さんとの話し合いも大学が負担してくれますし、出願料も、審査請求も、負担してくれます。さらに、発明品をなんとか関連の企業とつなげていくための様々な催しへの参加も負担してくれますので、付加価値のほうでよしとする考えも当然あるとは思います。


2015年4月12日日曜日

当直室も移動型オフィスへ早変わり モバイルプリンタの利用

 特に破天荒でもないかと思いますが、聞いたことがないので記事として残します。外病院で当直をされる先生もいると思いますし、ネット環境も10年前くらいと比べると整ってきた感はあります。しかし、常勤先と異なる点はやっぱりあって不都合なこともあると思います。
 単に要領の悪さから来ているのかもしれませんが、今回どうしても日にちが押し迫っていて、印刷して郵送したいのにその時間が確保できない、といった事態が生じたので標記のことを試してみました(言い訳になりますが、1つ1つのタスク内容は大した事なく、”聞けばちょっと前にやっておけばいいのに”レベルですが、これが何個も続いて期限も余裕がない場合、こういった事態になる可能性はやっぱりあるように思え、まだ時間の管理不足だと思います。反省。)
 モバイルプリンタは、

Canon キヤノンインクジェットプリンタ PIXUSIP100 モバイルコンパクトプリンタ


になります。海外留学していたときもこれが仮の住まいでの常設プリンタとなっていましたので
かなり重宝しています。
 これにてほぼ寝当直の当直室が、一人オフィスに早変わりです。印刷のスピードは遅いですが、
印刷して複数のところへの郵送の準備が整いました。封筒もはさみもノリも持参。パソコン内のデータをFAXしたりすることが可能にはなりましたが、紙媒体の対応がなくならない限り、持ち出せるプリンタの存在はありがたいと思い、これで1.7-1.9万くらいの価格なのでお買い得だと思います。

2015年4月3日金曜日

医師による医師のための特許活動 まずは「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」から

特許活動とあいまいな表現をしたのは、特許の手続きをすすめようかと検討しているが、かといってそれがすぐさま特許取得→役に立った結果金儲けになるといった間違ったイメージを払拭したいからだったりします。
 医師として日々過ごしていてこんなものがあったらいいのになぁということに出くわすこともあると思いますが、それを最終的に製品にしたいとするとかなりハードルが上がる話になります。
 自分で作れるのか、誰かの協力がないと作れないかにまず分けないといけないかもしれません。後者だった場合でそれが企業・会社だったりすれば、利益が発生しないといけないので、会社負担で話が進むことはまずないのではないかと思います。企業それぞれの事業計画がありますから、その軌道上にない場合断られることがほとんどなのではないかと思います。また、そんな新しく思いついた話をそのままでされると、開発部門のある会社も嫌がる可能性があります。もし、たまたまその会社が後でそのような製品を開発しようとしたときに、話をされた先生に「それ、私のアイディアでしょう?」などと言われたら困るからです。
 こういったことから、自分で作るにしろ、誰かの協力を求めるにしても、最初にするのは、特許相談ということになると思います。 自分の思いついたことに新規性があるのかないのかなどを調べて、新規性があるなら特許出願だけでもしておくということが必要かもしれません。このステップをせずして学会で発表したりすると、その発表のせいで新規性を否定してしまうことになりかねません。今までの特許にどんなものがあるか調査するのは、“特許図書館“というものだったのですが、このサービスが変わり「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat」というものに変わるそうです。検索すれば関連した特許情報を調べることができます。久々こういった活動をする予定です。

2015年4月2日木曜日

大学コンソーシアムを利用して他大学の学生から履修手続ありました。

 大学教員としての活動として、医学部でしたらほっておいても学生人材の確保に問題がないと思いますが、医療関連となると結構しのぎをけずらないといけない状況になってきていると思います。こういった学生人口減少の対策のために、資格の取れる学科・学部の新設は乱発しているように思います。新しい大学の設立より、中身を改組するほうが簡単だからかもしれません。こういった流れから看護師では10年後は余ることが予想される記事を昨年読みました。理学療法士・作業療法士の資格を取れる学科も多くなってきていますから同じ流れが生じるかもしれません。
 こういった中、すでに大学に入った学生も、4年間をどう過ごすかといったことを考える流れになっているそうで、興味のある知識を取得したい、でも所属大学にない、といった場合、一つの解決策として大学コンソーシアムというのがあります。同じ地域の大学同士が連携を組んで何かしらメリットを考えるというものですが、その一環として、学生の希望があれば、他大学の授業を聞きに行けて単位も自分の大学のものとして認めてもらうという制度があるようです。一名だけですけど(最終的には3人)、地域隣接の全国的に有名な大学の学生さんから自分の授業の希望がありました。クオリティを挙げて行かないと!という気持ちになりいい刺激になりました。感謝しています。