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2012年3月17日土曜日

「週4時間だけ働く」という破天荒目指すにぴったりの本ご紹介

前回の「アイディアを売り込む」の本で最後に伝えた、「週4時間だけ働く」の本の紹介です。

 こっちを大分前に本屋で立ち読みしたのですが、正直びっくりしました。普通に会社勤務していた人が、在宅を企て、またさらにその仕事を外部に委託、これによって、お金もあるし、自由な時間を獲得できる、というコンセプトは面白いなぁと思います。
・不必要な情報を見ない
・不必要な仕事はやらない
・自分じゃなくてもできる仕事は全部アウトソーシング
を徹底した結果みたいです。
この本の完全版が、

になります。こっちは大容量で、すこし読みにくいと感じました。でも読破し、しかも何回も読み込んでいて、ばっかり読みに最適な本です。すごい情報量です。

医師の仕事はなかなかこのようにはできないとは思うのですが、参考にすることは可能なのでは
と思います。自分の進むべきキャリアのデザインが出来ていないと、取捨選択も難しい。かといって
一度こうだと決めた道が全然思い通りにいかない場合もあるだろうし。結局、悩むより行動なのだと思います。

(2016年見直し)
すでにこの人は、もうこの活動より一歩いや百歩先にすすんでいます。
彼のサイトでは、最新情報が閲覧できます。すごすぎです。

上には上がいますね。アイディアの売り込みで生計立ててる人の本

先日本屋で偶然発見した本の紹介です。



 私は、一応自分のアイディアが海外の企業にとって価値あるものと評価してもらえ、知財保護と幾ばくかの利潤(というほどはもらっていない、単なる付加価値程度)を得られるようになりましたが、それを実践し続けてロイヤリティで暮らしを立てている方の本です。ただ外国の方の作品なので単純に日本で応用するのはかなり難しいかもしれないと思います。だれでも、知識無くてもとうたっている割には売り込むための情報収集が必要だと説いています。経験がないとどのように収集するかわからないし、収集しないと経験が積めない、まさに”鶏が先か卵が先か”状態です。ある一つの商品を決め、一番新しい流れを把握し、その改善点を上手に仮特許の形に仕上げるなんていうのは、なかなかできるものではありません。うまく正のスパイラルに入ればいいのかもしれません。
 しかし、こういったスタイルで成功している方がいることを知ったので、自分もいつか別の発明をすることになったらいいなと思いました。本自体の発見もよかったのですが、文章中に「週4時間だけ働く」ことで成功した方の話もあり、それもためになりました。これについては次の話にしようと思います。

なんと海外からの共同研究のお誘いがありました。

なんだか破天荒なタイトルですが、先週あった本当の話です。勤務中に電話交換の方から「海外からの電話の様で自分は医者で、先生を知っているというのですが取り次いでもいいでしょうか」と聞かれました。そんなことまぁ今の状況でありえないと思い、断ってもいいかなと思ったのですが(稚拙な英語のやり取りを他の職場の方にきかれたくないから)、一度聞いてみるかと思いだれもいなさそうな一角に移動し、取り次いでもらいました。名前を聞いても、キャッチできなかったけどどうやら海外にいてた時に一回あったことのある先生でした。3年くらい前なんですけど...。なんでも今ある研究計画書を書いているようで、日本人には多いけど欧米人には少ない病気についても盛り込みたいということだったので”OK”と伝え、詳細はメールしてもらうことにしました。
 採択されるかは別としてそのパートナーに選んでもらえたことが嬉しく、後に送られてきた55ページにわたる研究計画書(本当、日本の研究計画書ってこれと比べたら少ないと思います。)の中で結構貢献しないといけない状況も気にならない状態でした。
 普通に仕事で海外に行ったり来たりしてる人にとっては些細なことなのでしょうが、一歩国際人になった気がします。

2012年3月4日日曜日

学会の有効利用 有意義に過ごせるようになってきました。

 先月学会に行ってきました。学会参加といえば自分が発表して新しい情報を呈示すること、他の発表を聞き知見を深めることが一般的ですが、もっと有効利用できないかを考えると参加へのモーチベーションが高まります。
 以前までに紹介したこととしては、
”海外学会で展示しているメーカの方に話しかける(一応医師をお客様とみているのでどんなに下手な英語でも聞こうとする姿勢がある)”、
”メーカとタイアップして自分の興味のある研究を共同研究に持ち込むような交渉をする”
とかを伝えましたが、今回も有意義にすごせたように思います。

 それは、自分の発表に類似した試みをしている先生と直接話す機会が多かったことです。発表、それに対する質疑というセッション内の会話では、あまりつっこんだ事が聞けません。なのでそのセッションが終わった後などに直接話かける、名刺渡して手短に自分の立ち位置、興味分野を伝えて、質疑では聞きにくかった質問をさせてもらいました。スムーズに話しを進めるためには”こいつ誰かな”と思われない程度にはその分野で自分を認知してもらっていないといけないですが、興味をもっていることが伝われば大抵皆さま一生懸命話してくれるような気がします。自分も今回は話かけられる機会が多かったのでそれなりに認知されてきている気もして嬉しかったです。

 もっとエスカレートさせた試みとしては、セッション後の偶然性を期待せずに、先に直接連絡を取っておいてアポありで話をさせてもらうこともしました。およそ活躍されている先生は海外英語論文に採択されていることが多く、連絡先がわかることが多いと思います。わざわざその先生の施設へ見学しに行く時間は勤務医の立場上無理ですし、ただ単にメールで質問するっていうのも失礼な気がしますが、たまたま同じ空間にいることができる学会という場であれば”Face to Face”の話も可能で、会場の休憩場所でPCに向き合いながらDiscussionできました。質問に対する回答も話し方などニュアンスが伝わり、生の意見が聞ける感じがして人柄もわかるといいことづくめな気がしました。
 こういった試みの蓄積でまたあたらしいコラボレーションができそうで、いい雰囲気で学会を終えることができました。