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2017年2月27日月曜日

英語論文執筆4日目 Materials and Methods

今日はMaterials and Methods.
1000-1500語が目標だけどできるかどうか...。
抄録を確認すると、350語程度しかない!

まずwriting for CORR でMethods のところを確認してみる。

方法のところは、論文の読者が再現できるほど正確に書くよう
書かれているけど、でも”簡潔に”というルールは守るように
と書かれています。
完全に矛盾しているなぁと思いつつ、責めてもすすまないので、
思い切り詳しく説明する気でいて、過去の文献を用いて、
はしょれそうなところはそうしてもいいということで対応しました。

書く事の確認をすると、
(1) a study design(including key variables),
(2) a power analysis (for allstudies statistically comparing two or more groups),
(2) keypatient demographics (ie, those which could be confounding
variables),
(3) a description of surgery if any,
(4)postoperative care,
(5) a description of valid and reliable
methods to measure study independent variables (eg, followup
clinical, radiographic, or histologic outcomes in a
clinical study and independent variables in all statistical
analyses), and
(6) their statistical analysis.

となっています。今更気づいたのですが、(2)は重複していましたね。
大事な事はここの7つになるわけです。

1)については、対象、どんな方法で目的で書いたことを調査するのかについて。
2)これは、Effect Sizeとかも関係あるのですが、基本的には
 どのくらいの差があったら、臨床的に有用かなどを加味して、過去の文献も
参考にして調べないといけません。
でも後ろ向きの場合は、少し基準緩めでもいいかもしれません。過去に同様の研究があり、
およそ症例が何例から何例の範囲であったので、今回行ったOO例は十分であると考える。
というように書けば問題ないと思います。

次のもう一つの(2)は 対象者の説明。
これも細かくかけば、Inclusion と Exclusion の基準を詳細に書かないといけません。
健常者についても、どう健常者なのか、痛みがないだけでなく、画像所見上も以上がないことを
示すなどして、健常者である説明を付記していくといいと思います。

3)手術についての記載(関係あるならば)
4)術後ケア
今回はこれらについては関係ありませんでした。3)これは、詳細でなければ、手術時間、出血量くらいに
なるかもしれません。でも手術中のある効果について調べたい場合、これら2つは漏れてはいけない項目と
思います。

4)については、医師、リハビリ部門両方で
評価するパラメーターが違う可能性もあるかもしれません。
研究の目的に合致する要素のみ述べてもいいと思います。

5)研究で大事な項目(これを用いて、研究の結果を論じたいというようなもの)
の詳細、信頼性等。
ここは詳しく書いていくべきでしょう。過去の他の論文も一緒に見比べて、
書かれている内容について、自分の論文で漏れがないかを確認する
という工程をふみます。
  信頼性については、なにか計測した場合の、観測内内誤差、観測者間誤差
も調査しておいてください。

6)統計処理 適切なものを選択してください。





3時間経過したので、いったん休憩。

上の通りに見直して、文章一生懸命足したのですが750チョイでした。
目標である1000語の7割なので、とりあえずOKとして先に進めることにします。

今回の研究自体、調査項目が少ないので、Volumeが少ないのは仕方がないかなと思います。

英語の文章に慣れていなくて、日本語の文章と英語の文章の対応が知りたい方にはおすすめ。整形外科医の先生が執筆している、論文作成本としては秀逸

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