パーッとサーチして見つけました、「臨床(っぽい)研究留学」に合致する、というかあーこういうのが
臨床研究留学なのだ、と思うブログサイトを見つけましたのでその紹介(いったん”っぽい”ってつけたからなぁ)
①
Masa in OR(クリックでリンク)
というものです。日本で心臓外科医であるブログ主のMasa先生が、アメリカのJohns Hopkinsに留学し、
Ope室での心臓外科医の手術のモニタリングの研究、
”Cerebral Autoregulation during Cardiopulmonary Bypass”が主たるものとなっています。
もちろん手術をするわけではないのですが、有名外科医の手術を見学できる!というとてもテンション高い先生の記述は、きっとあー留学って面白いものかもしれないなぁと感じさせます。
実際もうこのブログは過去のもので開始から言えば5年も経っております。しかし、すごいのは、
最終的に今年Attending Surgeonとなっていた事です。すばらしいなぁと思いました。5年分の生活が事細かに書かれていて、おもしろく一気に読めます。本にでもしてほしいなぁと思います。
②
研究留学の特徴とその先にあるもの - 若手心臓外科医の会 JAYCS (クリックでリンク)
ということで、安達偉器先生の報告です。
整形外科医の先生にとっては、ピンくる分野かもしれない、Morphology(形態学)の研究です。
Cardiac Morphologyは、
「心臓の先天奇形はバリエーションが多いうえに,例え同じ疾患名であっても,その変異の程度は様々です。従って,心形態の異常に伴う血行動態の変化は多様であり,個々の状態に応じた治療方針や手術内容が要求されます。そのテーラーメイド性の高さが,先天性心疾患診療の難しさであり,面白みであると言えます。Morphologyという学問の目的は,心構造異常の本質を知る事により,病態の理解を深める事にあります。外科医にとっては,さらに直接的なメリットがあります。」
とかかれています。
こうやって考えると、整形外科の場合は、画像関連で放射線科とか、腫瘍関連で病理科とか、
ある疾患の動作の解析をすることによるリハビリテーション科とか、また工学的な要素が関係するバイオメカニクスの分野とか、臨床に密接した研究が多く展開できるはずなのです。
研究といえば、基礎、細胞を扱う、臨床と離れたものという位置づけでなく、臨床の直結した研究をしている施設をもあることを初段階のステージにいる先生方にも知ってほしいなぁと考えます。
最後に研究留学で、アメリカで成功し、帰国して、大学の教授先生になっている島岡 要先生の本の紹介で、今回の記事を終えます(臨床っぽくはないのですが、考え方がきっと参考になります)。
以下2つです。
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