以前、お話しさせてもらいました、「日本におけるある療法のための謝金ベースの...」 の投稿の続きの話です。上の写真のようについに小切手が届きました。確かに150ドルと書かれています。一応当初は20分で済むからと言われて挑みましたが、結局のところ1時間くらいなので、今の整形外科医スポットバイトの単位時間の給料と比べて同じくらいにはなっています。でも、最近の円安が後押しとなり、1時間で18000円になっているので、いいものだと思います。これをまた扱える銀行にもっていかないといけないと思いますが、面白い経験をしたと思います。
この"破天荒を目指す整形外科医のブログ"は、 "大学院で研究"、"海外留学"、”サブスペシャリティを極める”といった、ありがちな医師のキャリアを比較的順調に進み、 進んだ後何をするか、どうするか等のこれまたありがちな問題を打破するため、作者が破天荒なチャレンジを続ける医師のブログです。ちなみに”破天荒”は「無茶苦茶な」とか、「豪快で大胆な」とかいう意味は全くなく、「だれも成し得なかったことをすること」という意味です。医師の第3のキャリアパスの1つとして、非医学部大学教授をしながら臨床活動も継続するという立場にあります。 ブログ内容は、主にはキャリアデザイン、英語論文、日本にいながらの海外展開、イノベーション関連が中心です(でした)。
ページ
2014年12月6日土曜日
2014年12月4日木曜日
筆頭 英語論文 16個目 今年は過去最高の筆頭論文4つを作成しました。
筆頭英語論文が16個目になりました。またこれまでにないこととして1年で4つの筆頭論文が採択されました。一般病院では1個でも大変だと思います(大学の先生は論文作成も1つの仕事として考えてもらえるのでもう少し多いかもしれません)。
そういった記録更新も大事ですが、今回のこの論文は自分の中で歴史が長く、自分で考案しその分野で研究を熟成させた感があるのでとても感慨深いです。その歴史を簡潔に紹介することで、
どなたかの先生の研究の展開につながればと思います。
1年目:もうかれこれ7年前の話。予防的手術の1つとして研究がおこなわれていることを知る。
2年目:海外に留学した際に、今までしたことのないことにチャレンジしたく、その研究に関連したことを試行錯誤しながら、研究デザインを考える。
3年目:期待していたデータは全くとれず。その状態で帰国。英語論文にまとめるのは難しいと判断したが、なんとか日本の学術雑誌に掲載する。
4年目:その手技方法を再検討し、別の方法で確立したほうがいいのではないかと思った。ある会社より幾ばくかの援助を頂けるようお願いした。
5年目:勤務先の会議室を何回か貸切、実験を行った(会議室で実験したことは普通の先生では
無理かと思います。)
6年目:研究助成を頂いた。
7年目:なんとか英語論文として採択。
結局のところ、実際の臨床に導入できるかどうかもわからない研究ですし、他に日本でだれも行っていない研究ですし、世界的にみても小さな分野ではありますが、コツコツと積み上げていくことで1つの形にできるという経験は、今後もためになるかと思います。
そういった記録更新も大事ですが、今回のこの論文は自分の中で歴史が長く、自分で考案しその分野で研究を熟成させた感があるのでとても感慨深いです。その歴史を簡潔に紹介することで、
どなたかの先生の研究の展開につながればと思います。
1年目:もうかれこれ7年前の話。予防的手術の1つとして研究がおこなわれていることを知る。
2年目:海外に留学した際に、今までしたことのないことにチャレンジしたく、その研究に関連したことを試行錯誤しながら、研究デザインを考える。
3年目:期待していたデータは全くとれず。その状態で帰国。英語論文にまとめるのは難しいと判断したが、なんとか日本の学術雑誌に掲載する。
4年目:その手技方法を再検討し、別の方法で確立したほうがいいのではないかと思った。ある会社より幾ばくかの援助を頂けるようお願いした。
5年目:勤務先の会議室を何回か貸切、実験を行った(会議室で実験したことは普通の先生では
無理かと思います。)
6年目:研究助成を頂いた。
7年目:なんとか英語論文として採択。
結局のところ、実際の臨床に導入できるかどうかもわからない研究ですし、他に日本でだれも行っていない研究ですし、世界的にみても小さな分野ではありますが、コツコツと積み上げていくことで1つの形にできるという経験は、今後もためになるかと思います。
2014年12月2日火曜日
今年1年の 英語論文 雑誌査読回数は7でした。振り返ると少し多い気がしてきました。
いつも自分が忙しい時に限って英文雑誌の査読が回ってきます。はー。査読というのがわからない方もいるかもしれないので説明しますと、ある方の論文が採択されるまでの判断をする仕事です。またさらに知らない方が要るかもしれませんので現状をお伝えしますと、なにを隠そう、これはボランティアです。でも、自分も見ず知らずの方の貢献によって自分の論文が採択につながっていることを思うとなかなか断れないというのが正直なところです。この「まわりまわって役に立つ」という壮大な仕組み誰が考えたのでしょう?
数えてみると、今年は7回をマークしました。自分が年間に採択される論文数からすると多いので、少し控えてもいいかもと思うようになりました。しかし、積み重ねが大事で、このような繰り返しをしていると、査読仕事もだいたい1日で完成しますし、最近ですと、日本語抄録は完成しているのに海外の学会に行きそびれそうになった周りの先生の和文抄録を1時間で英語化とかできるようになってきました。会話も大事ですが、処理スピードも同様に大事かと思います。
数えてみると、今年は7回をマークしました。自分が年間に採択される論文数からすると多いので、少し控えてもいいかもと思うようになりました。しかし、積み重ねが大事で、このような繰り返しをしていると、査読仕事もだいたい1日で完成しますし、最近ですと、日本語抄録は完成しているのに海外の学会に行きそびれそうになった周りの先生の和文抄録を1時間で英語化とかできるようになってきました。会話も大事ですが、処理スピードも同様に大事かと思います。
2014年11月7日金曜日
日本における〇●〇●療法のための謝礼金ベースのインタビュー 英語力の向上をわずかだけ実感
今週面白いメールが届きました。海外ではある新規の治療法を検討する際に、調査会社に
委託し、その情報を基に戦略を考えて行くということが行われているのですが、そんな事に
関する話です。
標記のように「日本における〇●〇●療法のための謝礼金ベースのインタビュー」という
件名でメールが届きました(もちろん●〇は伏せています)。 日本におけるその治療法の
現状を知りたいというのが主旨の様で、そのインタビューに答えると少額のお金がもらえる
という話です。
だいぶ前になりますが(調べると3年以上前だった)、同じような経験が2回あります(参照①:
キーオピニオンリーダー(KOL)としての仕事、参照②:英語論文10本作成の余剰効果 ③ (海外からの謝礼つきの問い合わせ))。今回は英語での電話で、そのインタビューに答えるというもので
20分ぐらいで150ドルという内容でした。昨今の円安も手伝い非常にコストパフォーマンスがいいと思い承諾しました(後でそうそううまい話でなかった事を書きます)。
以前は海外から自宅に電話してもらうことにしました。これはお察しのとおり勤務医の現状というのは、同じたくさんないしいくつかの机が並べられた状況の中1つを使用するというもので、プライバシーはなく、しどろもどろの英語を聞かれたくない、という理由からでした。でも今は自分の研究室もありますし、電話番号を教えたくないという理由からSkypeで行うということにしました。しかもヘッドフォン+マイクではなく、内臓マイク+スピーカーという状況です。
正直言いますとやっぱり聞き取りにくかったです。こもったり、通信の不安定さから聞き取りにくいところがあって、繰り返してもらってもおなじところを向こうが同じように強調するので、声がこもってしまうという感じでした。でも上記のブログ見直すと、その時は通訳が手伝ってくれる状況で
なおかつほとんど通訳を介しての会話だったのと比較して、今回は通訳のサービスはない状況の中しつこく聞きなおしたりしてなんとかインタビューを終えたので、少しは英語がましになったかなと思いました。
結果どうだったかというと、当初の20分でなく1時間かかってしまい、これでは日本の医師のバイトの相場とそんなに変わらない、という状況で終わりました。でも日本で行われている治療の現状というのを相手側があまり知らないという様子の中、自分の伝えたことを興味深く聞いてくれて、これが日本の医療の情報として参考にしてもらえるというのは、役立った気持ちもあり、なおかつ謝礼まで頂けるなら、いい仕事だと思いました。
お金は小切手で届けるということで、胡散臭さがまだ残りますが、典型的な仕事でないことから面白い体験をさせてもらったと思いました。
委託し、その情報を基に戦略を考えて行くということが行われているのですが、そんな事に
関する話です。
標記のように「日本における〇●〇●療法のための謝礼金ベースのインタビュー」という
件名でメールが届きました(もちろん●〇は伏せています)。 日本におけるその治療法の
現状を知りたいというのが主旨の様で、そのインタビューに答えると少額のお金がもらえる
という話です。
だいぶ前になりますが(調べると3年以上前だった)、同じような経験が2回あります(参照①:
キーオピニオンリーダー(KOL)としての仕事、参照②:英語論文10本作成の余剰効果 ③ (海外からの謝礼つきの問い合わせ))。今回は英語での電話で、そのインタビューに答えるというもので
20分ぐらいで150ドルという内容でした。昨今の円安も手伝い非常にコストパフォーマンスがいいと思い承諾しました(後でそうそううまい話でなかった事を書きます)。
以前は海外から自宅に電話してもらうことにしました。これはお察しのとおり勤務医の現状というのは、同じたくさんないしいくつかの机が並べられた状況の中1つを使用するというもので、プライバシーはなく、しどろもどろの英語を聞かれたくない、という理由からでした。でも今は自分の研究室もありますし、電話番号を教えたくないという理由からSkypeで行うということにしました。しかもヘッドフォン+マイクではなく、内臓マイク+スピーカーという状況です。
正直言いますとやっぱり聞き取りにくかったです。こもったり、通信の不安定さから聞き取りにくいところがあって、繰り返してもらってもおなじところを向こうが同じように強調するので、声がこもってしまうという感じでした。でも上記のブログ見直すと、その時は通訳が手伝ってくれる状況で
なおかつほとんど通訳を介しての会話だったのと比較して、今回は通訳のサービスはない状況の中しつこく聞きなおしたりしてなんとかインタビューを終えたので、少しは英語がましになったかなと思いました。
結果どうだったかというと、当初の20分でなく1時間かかってしまい、これでは日本の医師のバイトの相場とそんなに変わらない、という状況で終わりました。でも日本で行われている治療の現状というのを相手側があまり知らないという様子の中、自分の伝えたことを興味深く聞いてくれて、これが日本の医療の情報として参考にしてもらえるというのは、役立った気持ちもあり、なおかつ謝礼まで頂けるなら、いい仕事だと思いました。
お金は小切手で届けるということで、胡散臭さがまだ残りますが、典型的な仕事でないことから面白い体験をさせてもらったと思いました。
2014年10月26日日曜日
"Predatory Publisher"について、ジャーナルから直接回答を得る。
先日の”Predatory Publisher”の記事の続編です。 10月14日の記事。 直接ジャーナルに、こんなリストに
あなた方の出版社について書かれているけど、どう思う?という感じで聞きました。以下の「」がその回答です。
XXXXXは出版名を消してます。
About Predatory Publisher: We have answered these questions multiple times.
We Comments (1) Why are you not defending yourself? I have seen your articles and the evaluation process. Its high quality.
First, we suspect some blogs were written by freelancers possibly hired by some big players in the Open Access publishing industry. Explanation will only cause confusion.
Second, we’d rather focus our precious time, energy and resources on serving our lovely readers, authors and volunteer board members.
Comments (2)They say these journals are predatory and want to make money.
Ironically, some major Open Access publishers that charge one to three thousand dollars per accepted article are not on the predatory list. Some even claim themselves as non-profit.
Unlike other Open Access journals, all XXXXX journals do not charge article processing fee for standard submissions that need a 12-week peer review service. Optional article processing charge will apply ONLY if a shorter review period (4-week) is needed and requested specifically by the author(s).
At every moment, we firmly believe that our editorial team members have been doing the right thing, according to the highest standards, not only in terms of academic standards, but also in the ethics standards. We are very proud of what we do here at XXXXX.
要するには、自分の信じた道を信じるしかないように思いました。これだけ誇りをもって働いている人たちを
疑うのもなぁと思うわけです。 最終的には、自分自身をどのレベルで認めてあげるかとかとも関係しそうです。
この論文は初めてある海外企業とコレボレーションして完成した論文だったので、なるべくいいところにとも
考えるが、スピードも大事。結局はここの出版社のところで採択されてホッとしている自分がいるので、これでよかったかと思っています。
あなた方の出版社について書かれているけど、どう思う?という感じで聞きました。以下の「」がその回答です。
XXXXXは出版名を消してます。
About Predatory Publisher: We have answered these questions multiple times.
We Comments (1) Why are you not defending yourself? I have seen your articles and the evaluation process. Its high quality.
First, we suspect some blogs were written by freelancers possibly hired by some big players in the Open Access publishing industry. Explanation will only cause confusion.
Second, we’d rather focus our precious time, energy and resources on serving our lovely readers, authors and volunteer board members.
Comments (2)They say these journals are predatory and want to make money.
Ironically, some major Open Access publishers that charge one to three thousand dollars per accepted article are not on the predatory list. Some even claim themselves as non-profit.
Unlike other Open Access journals, all XXXXX journals do not charge article processing fee for standard submissions that need a 12-week peer review service. Optional article processing charge will apply ONLY if a shorter review period (4-week) is needed and requested specifically by the author(s).
At every moment, we firmly believe that our editorial team members have been doing the right thing, according to the highest standards, not only in terms of academic standards, but also in the ethics standards. We are very proud of what we do here at XXXXX.
要するには、自分の信じた道を信じるしかないように思いました。これだけ誇りをもって働いている人たちを
疑うのもなぁと思うわけです。 最終的には、自分自身をどのレベルで認めてあげるかとかとも関係しそうです。
この論文は初めてある海外企業とコレボレーションして完成した論文だったので、なるべくいいところにとも
考えるが、スピードも大事。結局はここの出版社のところで採択されてホッとしている自分がいるので、これでよかったかと思っています。
2014年10月18日土曜日
キャリアデザインの参考にいいソース発見 ”howtobecomeaprofessor”
成功しているないし成功した人がどうやって達成したかっていう話はきっと自分のキャリアデザインの参考になるとは思いますが、どうやって聞きますか?いきなり話しかけてそんなことだけきけませんよね?
今回はたまたまそういったサイトを発見したので、少々の吟味しかせずに紹介いたします。タイトルに書かれているアドレス、www.howtobecomeaprofessor.com
行ってみてください。
あるオーガナイザーが成功者にインタビューをするという企画です。タイトルの教授だけでなく、助教とか社長とかもあります。英語なので英語の勉強にもなるかもしれません。また直接関係がなくても、新しいビジネスの展開の仕方がわかりますので興味深い気がします。
(2016年追記)
今は、もうサイトが閉じられていました。
今回はたまたまそういったサイトを発見したので、少々の吟味しかせずに紹介いたします。タイトルに書かれているアドレス、www.howtobecomeaprofessor.com
行ってみてください。
あるオーガナイザーが成功者にインタビューをするという企画です。タイトルの教授だけでなく、助教とか社長とかもあります。英語なので英語の勉強にもなるかもしれません。また直接関係がなくても、新しいビジネスの展開の仕方がわかりますので興味深い気がします。
(2016年追記)
今は、もうサイトが閉じられていました。
2014年10月16日木曜日
患者様にアンケートをしよう。生の声を聞こう
同じ疾患や治療の症例を集めてまとめることで臨床的新知見を得る、というのは臨床する整形外科医の醍醐味だと思います。でも実際どんなふうに思っているのか、手術に対してどう考えていたのか等がききたく、アンケートをとることにしました。もちろん、臨床症状の把握などはするのですが、最後に”手術した後の感想をお書きください”という感じの自由欄を設定しました。普段外来では忙しく問題のない人は時間が早く、問題のある方に時間を多くとられがちです。しかし、こういったアンケートでは、その問題が排除され、調子のいい患者さんもどういいのかを書いてくれるので満足感が得られます。総じて、みなさんからとても感謝されていることがわかったのが一番よかったことです。何年も前だったり、もう普段ほとんど気にせずに生活されている方なのに、手術をしてよかったと書かれていると、医者冥利に尽きる気がします。仕事のバランスをとるというのは、時として気持ちも変化するので、結構難しい事だと思います。毎年する気力は残されていませんが、節目節目でこういった活動をするのはいいことだと思います。
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