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2020年9月12日土曜日

大学教授採用の内側の雑感

  先日、大学教員採用のための面接に参加しました。それに関連した話です。一応、採用側に回って3年目になりますけど、自分も含めて運の要素がものすごくある話だと思います。


上記の写真は、今でも正しいキーワードであれば今でも検索できるから、引用できるけど、面倒なことになると困るので、右下の感じにお茶を濁してみました。

はっきり言って、本当医学部教授への応募っていうのは、すごい大変であることがこれだけでもわかる、主要論文の要約400字以内、しかも被引用回数、インパクトファクターまで記載するように書かれている。3年間分の手術症例の一覧表っていうのもすごすぎる。

最近見聞きしたのだと、その論文掲載時のIFを記載せよとかいうのがあった。これ、どうやって調べるんだろう。と思う。

もう一個ついでに新たな要素も知った。今まで、PubMed載る載らないという要素は大事だとおもっていたけど、”権威ある国際的欧文誌”っていうのもあるらしい。

調べてみると、

「権威ある国際的欧文誌・・・掲載論文が審査員により厳重に審査され、

Science Citation Index(SCI)

又はSocial Science Citation Index(SSCI)に収録されている雑誌を基準」だとさ。ヨーロッパ留学中、留学先の先生がEditor in Chiefしている論文雑誌があって、当然権威あるとか

思っていて、昔ここに論文通ったとき嬉しかったのだが、調べてみると、それに含まれていなかった(苦笑)

そんなこんなで、選考されるようだけど、下々の噂界隈では、とんと話題にならなかった先生だったけど、聞いたことがある、抜群の先生がなった。ひょっとすると、Aを支持するのと、Bを支持するのとあって、どっちにもならないCとかいうことなのかもしれない。

で、厳重なる審査とかいうのは、結局、その多くは人的要素が大きいということだけは、

これからそういった事を目指す先生に伝えておきたい。論文数とか、IF総数とか

ただの足切り要素だと思う。

最後は、その人の年齢とかいうことも大きく影響する。構成人員の年齢構成とかあるので。

他、よくわからないけど、プレゼンの仕方も内容もあるかもしれないけど、全体の空気感みたいなもので決まっていく気がしています。

自分個人としては、こういった主任教授の人選ってものすごく大事だと思うのですが、なれなかった方も、別の学科とか教授選考とかに出られるような自由な雰囲気とか作っていったらいいと思うんですが、どうでしょう? 負けたら、関連病院に行くしかないっていうのは

ちょっともったいない気がする。せっかくの能力を医学部だけ、整形外科の先生は特に整形外科以外にも目を向けたほうが、整形外科医の地位向上になる気がしています。やれることはたくさんあると思うんですけどねぇ(全然例としては良くないけど、本の執筆(下記)とか)

月並みだし、以前どっかにも書いたかもしれないけど、スポーツ系の大学、講座は、今すごい人気だと思う。ちょっと前まで、看護系が盛り上がっていたけど(すいません。調べると今でもすごい需要ある。工学系と比べても比にならない。それぐらい女性の社会進出には基盤がつくられていないのではないかと思う。結果看護系大学がなくなる可能性もあるかとかってに愚考)、一旦決まったら当然その先生が辞めるまで募集はないから、いまそこそこな先生はそのあたりもいいと思います。


ということで最後まとめるため、全く関係ない自分の本の話して終わります。

アマゾンKDPに出してみて、2か月で100冊は達成しました! 少しずつ競合が

出てきているのですが、自分としては、雑誌の執筆依頼より多くもらえると思って

いなかったので、めちゃくちゃ嬉しく思っています。購入してくださった方、

有難うございます。







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