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2011年8月30日火曜日

海外企業との契約締結 KOL(キーオピニオンリーダー)となる

 先月ようやく海外企業との契約交渉が終了し、あらたにコラボレーションをすることが決まりました。ある分野の手術機器の開発の手助けをする代わりに今後の自分の研究を含めた臨床活動のサポートをしてもらうことにしました。気になる金銭的利潤に関しては期待が薄いのですが自分としては「よくここまで自分のみの力でやったなぁ」と満足しています。
 ついでにというか金銭的利潤以外でこの交渉での最大限のメリットを確保するために、この開発に関して会社のキーオピニオンリーダーとして名乗っていい許可をもらいました。これは今後どのように役立つか未知数ですが、海外の医師、企業へのアピールとして利用できそうに思います。といってもCV(履歴書)に付け加えるだけですが。
 この契約もひとまず向こう3年くらいなのですが、40歳になるまえにこういったキャリアデザインができたのはラッキーであったと思います。

2011年8月12日金曜日

ある保険会社からの先進医療についての問い合わせ

 先日、ある保険会社から広告資料に勤務先の病院の名前を入れてよいかの問い合わせが事務を通じてありました。先進医療を受けられる医療機関というのは、厚生労働省のホームページから確認できるのですが結構迅速な対応に驚きました。というのも認可は下りたがそのホームページにはなかなか表示されずにやきもきしていたのに、載っているのが確認されたらすぐに問い合わせがあったからです(単に確認した日が遅かったのかもしれませんが)。
 今はそのサイトも細かく情報開示がなされるようになってきており、どの病院で受けられるかだけでなく、いくらの追加費用で受けられるか、認可の日にち、つまりいつからその治療をしているかとかがわかってしまう状況です。これからも病院の淘汰は続くのでしょうが、こういった情報開示で今の勤務先が生き残っていけるのなら、いくばくかの貢献を自分がしているようで心あらたに頑張っていく気持になります。

2011年8月9日火曜日

筆頭著者 英語論文 11本目採択! Subspecialityの確立にむけて

 本日嬉しいことにある英語論文の採択通知を受けました。ものすごく嬉しいです! これは、やっぱり書いたことのある方にしかわかってもらえないことなのですが、何回もらっても嬉しいものです。今までのコツコツと積み上げてきた苦労が報われる大変気持ちがいい時です。ちょうど登山みたいなものでしょうか(そんな経験はありませんが)。
 ところで平均的には整形外科医というのは、専門をいくつくらいもつものなのでしょうか?大学生のときに、その大学の整形外科の教授に専門は2つもつようにといわれてました。例えば分野で1つ、部位で1つとかいうパターンでは、”関節リウマチの治療”と”膝関節手術”とかがあると思いますし、同じ膝でもスポーツ系の関節鏡手術と人工膝関節というのは2つとみなしてよいかもしれません。こういった中で自分としては部位で2つに精通したいと思っておりました。が、今までの論文としては1部位が9つ、もう1部位が1つという割合であったので、後者の方ですこし増やしておきたいと思っていました。その後者の方に追加されたのが今回採択された論文です。
 今勤務しているところでもこの2つの部位の専門として看板を挙げているので、ようやくそれに応えることができたかと思っています。また30代くらいの医師であったら、今までの医師
と違い、どんな体制の変化がおきるかわからないので2つくらい専門をもっておいてもいいのではないかと思います。
 さらに貪欲に3つめの専門分野確立にむけて今準備段階にあります。今の勤務先では行われて来なかった分野であり、他の先生、ならびにコメディカルの方、メーカの方を上手に巻き込んで行わないといけないので、精神的に大変ですが、多くの人をマネージメントしているようで楽しくもあります。これについてもまた説明できるときが来たら話をしていきたいと思います。
 3つ専門があったら、さすがに食いっぱぐれはないかと思います。


2011年8月1日月曜日

キーオピニオンリーダー(KOL)としての仕事

先日、「勝手ながら、弊社の調査より貴殿が{整形手術}の領域においてキーオピニオンリーダーと高く評価させて頂いております。」(メールの一部抜粋)という名のもとアンケートの依頼がありました。
 実を言うと、以前の記事”企業とのコラボレーション”で紹介した一つの企業との交渉で
キーオピニオンリーダー(KOLと略すらしい)として名のってもいいように交渉を進めています(このことについてはまた別の記事で書きたいと思います)。でもまだ完全に契約が締結しているわけでもないのでこの筋からKOLと評価されたのでは
ないと思います。なぜだろうという疑問はありますが、またしてもアンケートに答えると謝礼がもらえる(11/05/09の記事参考にしてください)ということだったのでアンケートに答えることにしました。15-20分程度のアンケートで100ドルぐらいなのでコストパフォーマンスの良い仕事です(本当に振り込まれるのか疑問ですが)。
 日本でもし自分が学会を主催するならだれに講演を頼むか、など芋づる式にリストが作成されてしまうような感じでした。そのなかでも際立ったのが、5年後の将来活躍している先生を
紹介する、というのがありました。”破天荒への”の祈りを込めて、自分をエントリーしておきました(あーはずかしい)。

後日談:思い切ってなんでKOLに選ばれたか聞きました。以下の回答が得られ、今回の話題は
”英語論文10本作成の余剰効果④”に相当すると思いました。

その回答の一部:”KOLについて:公表されている様々情報を収集比較した(論文の発表回数、講演会等など)結果から選出させて頂いております。”