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2019年3月30日土曜日

教授になるための次なる指標 h-index とは

 今年度自分の同期の先生が、大学主任教授になったこともあり、そんな年になってきていることを自覚しています。そんな折よく聞かれるのが、ドラマで話題になったインパクトファクタではありますが、もっと客観的評価としてh-indexが使われてきています。

h-indexは、基本的には、[wikiの記事]読んでもらえばいいのですが(引用しています)、とても客観的な指標になりえる気がしました。知らない方もいると思います。

現在は客観的な評価としては、論文の内容など加味されず、
分かりやすい客観的な基準として研究の成果である論文数が使用されているのが現状です。
しかし、それではいいジャーナルに載ったものと、よくわからない雑誌のジャーナルにのったものが、等価になってしまうので、雑誌のインパクトファクタで点数付けされている
のが今までの尺度です。

さらに、いいジャーナルの雑誌であろうが、まったく引用されない論文もあるはずで、続く評価が、

”論文が他の論文に引用された数(被引用数)を規準にする”というものになりました。でもこの被引用数だけに着目すると、
”100の引用を受ける論文を1編書くことと、1つしか引用を受けない論文を100編書くことが等価になる問題”が生じてしまいます。

ここの調節を行ったのが、h-indexになります。
定義:
ある研究者のh指数は、「その研究者が公刊した論文のうち、被引用数がh以上であるものがh以上あることを満たすような最大の数値」となる。

具体的には、h指数が30である研究者は、被引用数30以上の論文が少なくとも30編あるが、被引用数31以上の論文は31編未満であることを示す。この指標は、当該研究者の論文の量(論文数)と論文の質(被引用数)とを同時に1つの数値で表すことができる

となります。

これによる僕の知り合いの先生は 20ちょい越えでした。
今年度整形外科教授になった先生も、20超え
まだ講師、准教授とかの先生をみると、20を超えていないかたも多く、
"h=indexが少なくとも20はないと整形外科主任教授になれない”

と言い切ってみます。
でも主任教授でなければ、20ない先生もおります。

わたしも”整形外科の”ではないので全く足りませんし、今回の記事は、自分棚上げの話です。でも実際この基準で選別をうけることがありました。お叱り覚悟ですが、
今後のアカデミック評価は、これも関係してくると思います。

(後日談:正直いいますと現在13しかありません。自分的には非常にコスパいい、と言えます。たまたま過去に調べたものがこの記事投稿後すぐにみつかったので、この後日談書く気になったのですが、3年半前のものでは ”9”でした。 なので確実に上昇しております)

これをしらべることのできるサイトを下記にリンクします。名前いれるだけです。

リンク