ページ

2016年11月24日木曜日

教員になりたいのですが、と相談うける

 ふと知り合いのパラメディカルの方から”教職”に進みたいので、どうすればいいか相談を受けました。もともと医療機関にいても、下を教えることが好き、嫌い、得意、不得意、評判いい、わるい
で、その人のキャリアが自動的に選択される気がします。

 この方もおそらくそういった、後輩の方々を指導される機会が多く、教育的担当になっていたようで、この質問をうけるのはびっくりしましたが、理に適うものかと思いました。

ですが、その方の履歴書をみる機会があったのですが、どこどこで非常勤講師をしていた等、教育関係はよさそうなのですが、研究業績があまりないことがわかりました。

学会発表がゴールになりがちなパラメディカルの方のいわゆる研究業績は、全く役に立たない気がします。それを裏付けるかのように今教員になっている方とかのスタッフ紹介では、共著が含まれていてもある程度査読論文があったり、著書の経験がある人がほとんどでした。
また、今でている教員募集要項をみても、助教待遇であっても、発表論文のリストを提出するように
書かれていることがほとんどです。

なので今は難しいのでは?という結論に至りました。が、気落ちさせることなく、毎月一本書いたら
一年で12本になるよ、とアドバイスさせてもらいました。これは、最近、自分の中でキャリアデザインの分野の一番の、

理系のための人生設計ガイド―経済的自立から教授選、会社設立まで (ブルーバックス)

に書かれていることを参考にしました。坪田教授がある時期、1年だけ毎月英語論文を作成しようと思って達成した、とありました(最近、知り合いの先生から聞いた話では、英語ネイティブなら、毎週1本、年間50本達成できる人もいるらしいです。純日本人ではなかなか)。

パラメディカルの方でしたら、日本語でもいいと思います。

ほか、大学教員になりたい方なら次の本、お勧めです。
最近思うのは、一般会社と比較して、どんどん基本給がアップするというのは、どこにも書かれていない魅力です。例えば3年で、月のベースで2-3万も上がる、などというのは教員、職員でないと
ありえないと思います。
もう一個、公務員的病院勤務の先生と比較しても、基本給は大して変わらないと思います。ただ残業代がつかないということ、があります(もちろん、残業もほとんどしませんので)。



0 件のコメント:

コメントを投稿