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2017年3月14日火曜日

やっぱり学会はコネクション作りと補強のためにある。と思います。

今年のAAOS、ORSは、サンディエゴであります。以前もかの地で開催されたのですが、調べてみるとちょうど10年前でした。時のたつのは早いものです。サンディエゴは、アメリカの中でも人気の都市の1つだそうで、”学会がサンディエゴであります”等と言えばとりあえずは、みんなにうらやましがられる、そんなところです。

やっぱりこの2つの学会は別開催されないほうがいいと思います。日本の整形外科医にとって、なんとなく言い訳が付く長い期間休める、年一回のチャンスではないかと思います。

今回の学会でも誘ったり、誘われたりで、いろんな医師、研究者、企業の方と会う予定にしました。新しく会う方は今回は少ないので、試練のようなものはありませんが、忘れ去られそうになっているつながりを補強したりする予定もあり、いっそうのワクワク感を感じてもいます。

日本の方であれば、”大変ご無沙汰しております、OOOOのOOOです”、
外国の方であれば、”I hope you are doing well"など 定型文章で初めて
それだけでもつたわりにくい場合は、以前のやり取りを文末に貼りつけたりして、
以前そんなやりとりしてました。などと説明すれば、例えしばらくとって連絡を
とっていなくても、キャッチしてもらえます。
日本の方と違って外国の方の場合、もう会社を辞めている場合もあって注意が必要です。
さらなる高みを目指して転職する方、独立する方がほとんどです。こういったことが
ないかどうかを確認するためにはLinked inを使用したりします。今回も自分の知っている
中で一番のキーパーソンはだれかを確認するためだけにアカウントを取りました。
昔は結構アカウントなしでも見れたと思いますが、最近は登録しないと見れないみたいですね。しかも、設定が煩雑で...。
役職なども書かれているので、キーパーソンもだれか発見しやすいと言えます。

2年くらい連絡をとっていなかったらまた、一人独立していました。もう10年弱の
付き合いになる会社でも、そのときどきでコンタクトする方は変わるのですが、
やめていったひとは片手で足りません。 

蛇足:
日本はいつまで終身雇用を目指すのでしょうか? 
自分も安住の地にいると思っていましたが、雇用先の仕組みがおおもと
でかわり、例えば契約更改制度を導入しようということになり、それによって
給料を下げられるリスクはあるということを、最近、お知り合いさせてもらっている
先生から聞きました。つまり、他を探した方がいいかもしれないという試練は、
早々にやってくる可能性があるのです。
やっぱり自分で稼げるようにならないといけないと思いました。

そんなときは、まず、そう、この本です。



2017年3月13日月曜日

英語論文執筆 閑話休題3 アダプタ忘れ万事休す Teaserポスタは完成

19日からORSなので、もうあと1週間しかないのに、金曜日の実験のときにうっかりして、
PCのアダプタだけ忘れてきてしまい、この週末に進ませることができませんでした。
実験も期待したものとかけはなれていたので、ショックだったのかもしれません。
しかも今週からAAOSも始まりますので、完成しない確率が高くなってきました。
が、なんとかやりきりたいと思います。 やっぱりファイルはローカルで保存するのみ
ではだめだと自覚します。クラウド保存が大事かもしれません。

この週末は、実験結果をまとめること、それからそのORSのTeaserポスターについて
まとめました。
Teaserポスターは、以下のことをスライド1つにまとめるよう、つい数日前に、
学会からメールありました(全く、おいおいです。
•Poster #
•Poster Title
•Presenter Name
•Visual Message
•Take Home Message

メールには次のようにも書かれています。
“Try to spark the interests of attendees with your best graphic and
a compelling conclusion from your study / key take home message. After 1 minute,
the slide will be removed from the screen and the presenter will be stopped.”

これをみることで、よしこのポスター見に行ってみよう!と思ってもらえないといけない
わけです。また、一分たったら、スライドはスクリーンから消えてしまう、という、
時間がたったらシャッターおろされる、テレビでよくありがちな構成です。
完全にオーラルより見下された感満載、しかし、ただのポスターよりは、
集客できるかもしれません(集客できたらなにかといわれると特に...)。

スライド番号と絵をやたら大きく、強調させることで、発表自体が聞き取れなくても、
いいようなレイアウトにしてとりあえず完成。1時間もかけておらず。

2017年3月8日水曜日

英語論文執筆9日目 Discussionの内容をとりあえず日本語で考える

 論文作成を毎日公開できたらと思っていましたが、やっぱり難しいですね。ほんとうにタイムリーに進めているため(書き溜める能力もなし)、少しポスター作成にてこずっていました。
 半日、一日しごとなので、実際はそんなにかかっていないのですが、今回ははじめてORSにポスター2つ出すということをしたので、言い訳的にその辺りが原因であることと、1つについては、共著者と議論したりして進めているからだと思います。そうでなければ、もともと演題登録した時に抄録をバランスよく貼り付けて終わりということになるのですが、より視認性をあげるにはどうするかということでブラッシュアップされていくのがわかります。こういった機会というのは今までになかった経験なので、外国の方との共同研究というのはいろいろ勉強になることがおおいかなと思います。

 さて本題のDiscussionですが、やっぱり、段落をいくつぐらいにして、それぞれのメインテーマをどうするかということを決めて、どのように流れのある文章にしたらいいかなどは、おおざっぱにでも日本語のほうがいいかもしれません。 これをしないと、Introの文章を焼きなおしして、同じことを繰り返す危険もあります。
 ここでCORRの書き方論文を見ますと、およそ、方法、結果、考察で扱う項目すべてが対応のある文章になっているかなどを確認する必要があります。
つまり方法で、「以下2つのこと 1)、2)について調べる」と書いたなら、
結果にも、
1)については、結果はこうだった。2)についてはこうだった。
そして考察にも、段落ごとに
1)についての検討は..., (次の段落では)2)について、結果から...,
というようにすべて1対1対応のように書いていけば自分の頭の整理になるはずです。

また、いつも紹介する下記の本にもあるように、
 ぐだぐだ書かずに、今回の研究の目的について、さらっと述べた後(これを1段落目に)、今回の結果でわかったことで一番重要なことを最初にもってくるといいと思います(これを2段落目に)。

なぜそうなったか、そうなることによって、何が期待されるのかなどを述べた後、類似した過去の論文について簡潔になってでも、どんなことまで明らかになっているのだとかを
論じればいいと思います。

今回の自分の例でいうと、今回は1つしか調査項目がない、という状況なので、
”結果から、従来A)で調べていた手法での結果が、今回B)という方法で調べたほうがいいという手法との結果で約X度異なるという事がわかった(結果を再度述べる)。これは臨床的にみても明らかな違いであることがわかる(臨床的意義に結びつけるような発言。いくら統計的に差があっても、臨床的にみて、大した違いでなかったら、どうだ、すごいだろう、って書いても仕方がない、ということです)。”

”(そして次の段落では、従来法A)についての問題点) 今まで従来法A)で行ってきたのだが、この手法で行う場合、ある手術の前後の変化、効果を知るためには良かったが、この手法で示す最大値については、少し誇張しすぎている可能性があることが考えられる。実際手法A)で求められる現象は、実際の臨床では起こっていないということも
われわれは証明してきた。”

”(次の段落では、この新しい方法B)でもとめられた結果についての妥当性)今回B手法で求められた結果については、今までのAで求められた方法と同じように、屈曲角度や外転角度が大きくなれば、内旋角度が小さくなるなどの傾向は似ているということがいえる。”

そして次の段落でLimitationを書きます。CORRの場合、2段落目にもってこないといけないとかいてありますが、通常は、Conclusionの一つ前に書くことが多いです。ここでは未来の研究につなげるような書き方をして、次の研究でそれを明らかにしてみたいということを書く(今回は、すでに次の研究の結果もでている)といいと思います。

そして最後の結語を書きます。

という感じの構成であれば、たとえ調査項目が一つであってもなんとか、論理展開ができると思います。これをなんとか英語にもっていくということを1-2日かけてチェンジしていきます。

2017年3月5日日曜日

英語論文執筆8日目 問題浮上 過去論文の著者にコンタクト?

景気よく、論文作成を終わらせてみたいと思っていましたが、前回の7日目の表作成のために過去の論文を読んでいると、間違いに気づきました。かなりクリティカルです。
共著者に聞くと、コンタクトしてみるか?などと気安く言われてしまいました。

確かに数値の違いなので確認したほうが、いいとは思うのですが、もう過去の事になるからそっとしておいてもいいかもしれないし、その人がレビューアーになるんだったら、自分の論文で批判的なことをかけないし、と勝手に自分を追い込みます。

ちょっと考えることにしました。しかし、とりあえずはその数値で完成しきったほうがいいかなと思いました。もし正しい真実を知っても、自分の論文に、その数値使えない気がするのです。リファレンスできないので。

(数時間後)
と思ったのですが、再度共著者からやっぱりクリアにしておいたほうがいいのではないか? なぜ違っているのか明らかにしたほうが、よかったら自分がコンタクトするけど
といわれ、ほんじゃぁお願いします。 ということになりました。
が、返答ないかもしれない、返答なくても自分の原稿作成は粛々と進ませてもらいます、というポリシーは貫く事にしました。



2017年3月3日金曜日

英語論文執筆7日目 表の作成 Discussion のために

あともうチョイな気がしてきました。およそ6-7割がたの完成をお伝えできればと思います。

表は、前回の図に及びませんが、いったんこの論文を読もうと決まった時に、内容の理解をするときは、一番役に立つものにしなくてはいけません。 時々除外診断を表にしている論文もありますが、あれは、文章で書くと煩雑だからであって、ひきつけるためのものではありません。しかし、とりあえず目を通してしまいます。

今回は、Discussionありきで表の作成の検討を提案したいと思います。 ”結果”のところを表にするというのは月並みではありますが、ひょっとするとインパクトを与えるためにグラフによってそれを表現すると、表の出番がなくなるかもしれません。しかし、表にするときに過去の報告と並べる事ができないかを考えると、重要な表になってくると思います。

どっちみち、自分の得られた結果と、過去の報告を交えて報告するのですから、表になっていたほうが説明しやすくなると思います。 例えば、手術の時間、出血量を伝えたいときに、過去の報告からそれらを抜き出して、まとめて表にする、などです。こうすれば、Discussionの文章はすべての数字を含めなくていいので、すっきりしてくると思います。

自分の場合、一回過去の論文を整理する目的で(今回は言っている内容の確認でなく、数値を中心に)雑記紙にまとめていき最後にエクセルにします。まとめていく過程で、レイアウトも適宜修正していくと最後のエクセル編集が楽になると思います。

これのついでにどの論文はどこで使うかの総整理をしておくことになります。しておかないと、一気にDiscussion,参考文献, を終了することはできません。



2017年3月2日木曜日

英語論文執筆6日目 図の作成

今回の論文ではまずこれを先に完成しました。そうです。もう出来ております。
というのは、論文投稿の前に学会発表があったので、その場合、図は作成されている場合があると思います。

もちろん、そのときより洗練させる必要がありますが、これは、共著者に聞く、というのもいいと思います。

また、論文作成に関係ない方に見せるのも効果的です。というのは、論文を最後までよんでくれるかどうかを考えると、

まず、タイトルでインパクトがないと、アウトです。例えばPubmedで検索したときには、タイトルだけで読まれるか判断されます。その次はAbstractだと思います。
この次には図だと思います。もしその論文がOpenAcessだったら、Abstractの後に図が表示されます。このときカラーで、ひきつけるような画像であれば読んでみようかという気になると思います。

ほか雑誌を定期購読している場合も想像してみてください。ぱらぱらページめくってみて、目に留まるのは”図”しかありません。これはたとえ自分の専門外でも、この図なんのこといっているものなんだろう?とか目に留まって読んでもらえるかもしれません。

そのぐらい、図は大事だと思います。

タイトル、Abstract、図・表(表については次回)で、ほとんどがわかってもらえるように仕上げる必要があります。

図の作成ですが、単なる医用画像をパワーポイントに貼り付けて、矢印・線などを足して
いってそれをSnipping ツールでCaptureします。
こうすると、修正の指示が入っても、修正が楽になると思います。


2017年3月1日水曜日

英語論文執筆5日目 統計処理のチェック 青木繁伸先生のもの等を利用しています。

ここら辺で統計処理のチェックと図・表の整理をしておくほうがいいかと思います。

統計処理については悩みますが、いいソフトウエアがいいに決まっていますが、とにかく
2群の差が知りたいという程度であれば、別に要らないと思います。

未だに簡単な統計の処理は、以下のソフトウエアを利用したりしています。

JavaScript による統計計算など

15年くらいまえにであった時は、サポートもあったのですが、今は自己責任で
となっています。
これを作成している先生は
青木繁伸先生(クリックでリンク)
Wikipediaのリンクです。
おそらくこれをサポートしなくなったのは、”R”というこれまた使用が無料のソフトウエアにシフトしたからではないかと考えます。

Rによる統計解析

という本を書いています。
勉強される方は、おそらくRになじんだらいいと思います。

でも、出所はわかったけど、これを論文に載せていいの?という疑問がわいてくると
思いますが、これで、実際CORRの論文に載っている先生がおりますので
なんら問題はないと思います。参考文献として引用すればいいのですから
(でもその引用先は、個人情報の都合もあって教えられません。)

エクセルの中のものでもほとんど問題ないと思います。

絶対必要になってくるというのは、大規模スタディーのときだけでないでしょうか?
100例満たない臨床の論文とか、
10例にも到達しない基礎研究論文ではいらないと
思います。

3群以上とか、多変量解析とか、ではやっぱり勉強がいると思います。

ほか、もう売っていない、Statviewなども使用しています。