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2016年10月17日月曜日

遠隔診療 メドレー のオンラインセミナー聴きました。 

先月に案内しておきながら(クリック)、自分は都合がつかなくて参加できなかった、遠隔診療についてのセミナーが今月もありましたので、参加しました。

たった今、セミナーが終わりました(あー眠い)。セミナーの内容と自分の感想です。

今回の内容は、
■セミナー概要
【タイトル】導入医師が語る、遠隔診療の実際
【日時】  2016年10月17日(月) 19:00~19:30


【概要】
・今なぜ遠隔診療が話題になっているのか
・遠隔診療ソリューションCLINICS概要
・CLINICSデモンストレーション
・導入医師へのインタビュー

でした。 ベースになにも持たない場合、興味があっても、初回対面で行わないといけない条件があるので、通常の診療体系にこの遠隔診療を組みこむというのは、もともと開業している医師でないといけない、というところが気になる点でした。

確かに、そのシステム自体は便利そうで、患者にとって、例えば定期的診察で、薬もらいにいくだけ、とかの場合は、予約とるだけで、病院にいかなくていいので、いいのかもしれないと思います。

遠隔医療を導入することによって、通常であれば取れる加算がとれないので、他のところで、金額をあげる仕組みをしないといけない、となってました。 利便性と引き換えに金額を上げられるわけですので、急に診療報酬改訂で、金額をあげられる項目の上限が設けられると、破綻してしまうリスクもあるかなと思いました。

しかし、はじめることによってわかる面も結構多いのだなという印象で、きっと否定的に捕らえるのは損かなと、導入できる診療科、専門分野ははじめてもいいのかなと思いました。

最後に気になったのは、導入医師のクリニックで勤務している医師が、ここの会社に所属している医師であったり、この医師がそもそもこの会社のアンバサダーだったりとするので、こういったセミナーについても、学会同様”利益相反”的なコメントが必要になる、と文句を言う方も今後はでてくるかなぁと思いました。

もう一個は価格設定ですね。インフラはインターネットを使うわけなので、そこは差別化できないと考えると、携帯電話会社のように、価格競争がでてくるのかもしれないなぁと思いました。システム自体のソフトウエアでの差別化ができるのでしょうか?

これから開業する先生方は、こういった形態をとるクリニックも競合として考えないといけなくなるので、集患シミュレーションとかますます難しいのではないかと思います。が、差別化できれば、患者を全国的に考えることも可能となるので、医療のしくみが変わるターニングポイントになりうると思いました。


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