時々しか読みませんが、気になった日経メディカルからの記事を取り上げます。
日本赤十字医療センター院長 幕内雅敏氏のインタビューの記事なのですが、東大卒で、
国立がんセンター病院手術部長をしている時期に、技術力をかわれて信州大学第一外科教授併任(43歳!)、とまぁ生粋の外科系の先生です。
「基礎に行って論文を書く人がいるけど、なんでそんなことをするの?」というように憂いていました。「基礎に行って論文を書いちゃいかんとは言わないけれど、その評価は外科的論文の10分の1ぐらいのインパクトファクターで評価すべきだと思う」とまで言われていました。
整形外科の場合、手術治療だけでなく、内科的アプローチもいっぱいあるので、手術、手術と思わなくていいとは思いますが、突き詰めて、どうなったら手術治療の向上が望めるのかを常に考える、手術手技にフォーカスをあてる研究も、一つの王道だと思うようになりました。
こういったことを考えると、やっぱり留学は基礎でなく、「臨床(っぽい)研究留学」にフォーカスするのは悪くないと思います。
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