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2015年7月10日金曜日

受託研究を獲得 きっと英語論文の効果です。

 今まで受託研究というのは、読んで字のごとくで、受託する内容が決まっていて、そういった企画を依頼されて行う研究と思っていましたし、実際にそういう形での受託研究の経験はあります。
 しかし、今回はダメ元で、自分のモチベーションや過去にこういったことで実績を積んできたということをアピールし、支援を依頼してみたところ、いろんな上の方の相談の結果、受託研究してくれることになりました。めちゃくちゃうれしかったです。

(2016年追記)
これは、やっぱり英語論文の効果、業績積み上げの効果であると思います。この生産能力が高いことは、一つの持ち味にできると思いますし、あのノーベル賞の山中先生も自著で語っています
(下記)。 受託研究は、一般勤務医でも遭遇できる経験の一つと思います。お金をもらえるということ以外には、ソフトウエアの貸与とか、実験支援、非発売品の使用とか多岐にわたりますが、いずれも経験してきたことです。またきっとなにをしたいかということを的確に相手に伝える実行力、
プレゼンテーション能力も必要です。


2015年7月9日木曜日

友人の”留学のすゝめ”の記事を読む

 最近思うのは、ちょっと未来で起こしたい、やってみたい(ないし単純に起こる事でも可)出来事に関連する人物、記事というのは、すでに過去の時点で会っているとか、経験している、耳にしていることだなぁと思います。起こるべくして起こる、会うべくして会うという感じでしょうか。全てがなにかの予兆とまでは思いませんが。

大学の友人で超長期に外国のラボで活動している先生が、下記のサイトで原稿を書いたという
Facebookの記事があったので早速行ってみました。

留学のすゝめ

主には研究留学で外国に行っている、ないし行った先生の体験を基に同じ轍をふまないように
すること、セットアップで行う事、そもそも留学についての意義を明確にしたいときに考える事
等が書かれています。まだ完成していない(次々と掲載予定)状態ですが、今からそういった
ことを考える人にはプラットフォームになりうるのではないかと思いました。これらの記事から
リンクしている、

全世界日本人研究者ネットワーク

というものも見つけました。さらに、研究留学に関するアンケート2013はすごい価値があるのでは
と思います。
でも、整形外科医で留学というか海外へ行ってみたいという場合、臨床にも直接リンクしている
内容のほうが興味があるように思うので、まだまだそういった情報の拡散は必要なのではないか
と思っています。そもそも研究留学、臨床留学以外でだって意義ある活動というのがあるはず
で、そんな活動をしていけたらと思っています。

2015年7月8日水曜日

道端で原稿依頼うける

 先日、同窓会として所属させてもらっています大きな組織の催しに参加してきました。体調も悪かったのですが、この会のために大きな額の徴収を受けておりますので、少しでも元を取ろうという気持ちで臨みました。
 ちょうど送迎バス待ちの時に、その専門分野で重鎮クラスの先生に声をかけられました。今度こうこうこういう企画で特集を組みたいので、ぜひ執筆をお願いしたいという内容でしたので、引き受けることにしました。10年以上の先生に認めて頂けたのは大変うれしいことで、今までの英語論文作成なども評価の一つになり得ると思いました。つまり書くだけなのに、1つキャリアを上げられる効果が絶対あります。

 会自体はとても大きく、この組織でご活躍されている先生方はただただすごいなぁと感心させられました。そんな中印象に残ったのは、もうすでに御年80代半ばの、それはそれは長きに渡り統制をしいていた先生が、「裃(かみしも)を気にせず、好きな事をしなさい」と言っていたことでした(しつこく3回繰り返していました(笑))。

全く同感です。ただ好きな事イコール楽な事ではないという難しさも存在します。

(2016年 追記)
結局、これは年末の記事につながる話になります。

2015年6月18日木曜日

交渉力が上がったことを確信 学内Competitionでのできごと

   まだ最終的にどうなるかわかりませんが、今回大学内の比較的確率の低いCompetition
にトライすることにしました。まず学部内の選考で1位とならないと元も子もないのですが
強敵が現れてしまいました。勤続年数も、年齢も、業績(いや業績だけは同じくらいかも)
で上であり、主任レベルではその人を1位にという話が優勢だったので無理かと思いました。
しかし選考にはローカルルールが結構多く、根拠となるものもなかったので一度
当事者同士の対話のチャンスを作ることにしました。
 交渉では、以前本を紹介しましたように、今置かれている立場の確認、ミッションは
なにか?MaximumとMinimum目標の設定などが事前に必要になってきます。
また一見、2者択一のようなものでも、3番目の選択肢が常にあると思って話を進めて
いかないといけません。
 幸い話し合いの結果、ベターチョイスが見つかりました。もし、対話なしで、
公の場でで多数決、という取り決めにしていたら、当然、勝つか負けるかのみであるし、
勝っても負けても相手側と軋轢が生じそうです。まだしばらく同じ職場にいるつもりですので
無駄な衝突は避けたいところでした。最終的には、自分の方が圧倒的に大きい要素が
あり、比較的双方納得の上でこちらが優位な状態となり学部内の選考は終わりました。

今回の経験から、交渉力で話の流れが大きく変わることを実感しました。また、準備できる
ことはできるかぎりやっておく、そのおかげで、偶然運を引き寄せることができたのだと
思います。

(2016の追記)
 スムーズなクロージングをしたからか、今ではときどきお会いしたら話をすることまでできるようになったので、ネットワーク構築の観点からは、論破しなくてよかったと大いに思います。

2015年6月16日火曜日

国外ベースのAWARDに応募

   国内ではこれまでに「~受賞」という経験がありますが、海外は一つもありません。
なのでダメでもともとの気持ちで1つ応募してみました。これはあるコンピュータ
ソフトウエアを使用した研究全てが対象なので、医療分野に限定されません。なので
獲得のチャンスはほとんどないのかもしれませんが、他分野の情報を吸収するチャンス
となり視野が広がります。またどのくらいの時間で仕上げるかの時間配分の
トレーニングには役に立つと思います。新しいことをしようかと思う場合、なにかを
犠牲にする必要があるかもしれませんが、犠牲にしたくない場合は、生産性を
上げるしかありません。

2015年6月14日日曜日

微笑みの国から留学生来日


 こんな交流することになるとは思いませんでした。同じ学科内で退官された先生が
留学したことがきっかけで、向こうの大学のインターンシップの一環として、
5名の学生が学科に留学することになりました。いろんな理由でホストとなれる
教員はたったの5名ということがわかり、せっかくなので2週間担当させてもらう
ことにしました。
 病院でリハビリテーションを見学してもらうこと、またメーカの方にお願いして
整形外科関連のレクチャーを英語でしてもらうことなどの企画を立てました。

自分の研究室の学生にも積極的にまかせるように時間を組みました。英語が全く
話せない者もおりますが、刺激にはなるかなと思います。 自分にとってもこれほど
優勢に会話できるチャンスはないだろうなと思います。

2015年5月14日木曜日

海外研究施設訪問 における 先駆者先生の紹介

結構いろんな施設訪問が自分なりにできていると思っていましたが、やっぱり上には上がおります。その紹介をさせてもらいます。
だいぶまえにこのサイトでとりあげました、

「博士号とる?とらない?徹底大検証!―あなたが選ぶバイオ研究人生」

の作者の先生、白楽ロックビル氏です。御茶ノ水大学名誉教授先生です。
その先生が作成されるホームページ偶然発見しました。
タイトルもそのままで「世界の大学、研究所」となっています。

35か国 56大学 16研究所 という膨大な数字です。
サバティカル半年で、26大学6研究所というのも圧巻です。
詳細なレポートがあったりします。

嬉しかったのは、上記の本を書いた氏に再会(再遭遇?)できたこと、
また、あまりに嬉しくメールしてみると、すぐ返事を書いてくださり
”隊員”と読んで頂いたことです。(このサイトはよく見ると、
宛先が世界の大学・研究所調査隊本部となっているからです。

次検討しているところの写真が豊富にあり、とても参考になりました。

上の本も面白いので、医師初期の方にはお薦めの本です。