今年の6月3日の記事でOpenアクセスの整形外科オンラインジャーナルのEditorial Boardになるとかいう話書きましたが、その続きを書きます。
予定ではとっくに出版開始になっている時期にはいっているのに、何の連絡もないし、ジャーナルの名前で検索してもなにもヒットしない、ということで”だまされたかなぁ”と思いました。連絡してきたメールに返信してもアドレスがなくなっていて、いよいよ変かと思いました。メールでのオファーだったので、個人情報だけ渡してなにも意味なかったかと思っていました。が、他の雑誌は存在していることがホームページで確認できるので、再度問い合わせしてみました。 遅くなったが雑誌登場が来月になったこと、名前が”アメリカ系”ではなくなったという連絡が返ってきました。ご時勢的にAmericanというキーワードを入れないほうがメリットがあるとふんだのか、違う言葉に置き換わっていました(このせいでメールアドレスが変わっていたことがわかりました)。
Editorial Boardのリストというのも出版社のホームページ上で完成していて、聞いたことのある大学名の先生も多くクレジットされていたので、嘘ではないことが確信できました。日本の先生も数名いらっしゃり、さらに安心。あとは鳴かず飛ばずになりそうな自分の論文をチャージなし(期間限定の唯一のメリット)で掲載するだけです。
この"破天荒を目指す整形外科医のブログ"は、 "大学院で研究"、"海外留学"、”サブスペシャリティを極める”といった、ありがちな医師のキャリアを比較的順調に進み、 進んだ後何をするか、どうするか等のこれまたありがちな問題を打破するため、作者が破天荒なチャレンジを続ける医師のブログです。ちなみに”破天荒”は「無茶苦茶な」とか、「豪快で大胆な」とかいう意味は全くなく、「だれも成し得なかったことをすること」という意味です。医師の第3のキャリアパスの1つとして、非医学部大学教授をしながら臨床活動も継続するという立場にあります。 ブログ内容は、主にはキャリアデザイン、英語論文、日本にいながらの海外展開、イノベーション関連が中心です(でした)。
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2013年9月25日水曜日
2013年9月10日火曜日
産学連携とか医療機器とか整備が整いつつあるらしいです。が。
マニアックな話です(もともと破天荒な話のブログですが)。
先週、産学連携とか医療機器開発の最近の動向を知る機会がありました。 新しく薬事法が改正される話、つまり薬と医療機器が同じ扱いで薬事法に組み込まれたものが、切り離されるという話とか、今までの連携のまずさ等の話を聞きました。 今までは、「他分野だけど医療分野を取り込みたいという企業が奇抜なシーズの医療利用を考えたり、調査もしない医師のアイディアなのに組んでおけば後でうまみがあるかもと企業が考えることから事業に成功しなかったこと」が多かったけどニーズから始めること、それから計画書立案の段階で十分検討することが大事ですよ、という話でした。
正論ではありますが、一医師がふと思ったことが全体のニーズになるかどうかはわからないし、その調査を第三者機関に委託するのがベターといわれても、特許庁の審査官ですら、新規性がないことを見抜けないことが多いという(という報告も別の会で聞きました)現状がら、単にコンサルトフィーだけもっていかれそうな気がして、やっぱり医師のこういった活動というのはまだまだスムーズでないなぁと思いました。 新規性を失うこと避けるために、まずは特許をといっても、新規性を唄えるかどうかがわからない、が、”仮”という感じで提出しても、修正は時間的にも、内容的にも
難しいという感じです。 論文みたいに再建時に大幅修正できるといいのになぁと思います。
2013年9月9日月曜日
英語論文や研究申請書のカバーレターのいい使い方は?
先日、今すごく活躍しているしさらなる発展が期待される先生とお話しする機会がありました。その中で、公開したらいいかもしれない自分の持ちネタがありましたので、僭越ながら披露させていただきます。が、信憑性についてはわかりません。
よく英語論文を投稿するときにCover Letterを提出することがあると思いますが、一般的な英語論文の書き方の本には載っていないけど、付けておくと印象いいかもというものです。通常は、提出した論文は今までどこにもPublishしていないこと、および投稿中でもないことなどを書くように
書かれていると思います。ここに、投稿するジャーナルの読者にとっていかに自分の論文が有意義なものかをアツく語る文章を盛り込みます。これをしておくことで、Editorへの印象が良くなる気がします。これは、研究助成などなにかしらアカデミック書類を提出するときにも付け加えます。先日論文Rejectの記事書きましたが、このときは、そういえばカバレターを提出するジャーナルでなかったので、駄目だった可能性もあるかなと思いました。
ついでに言いますと、好ましいReviewerや好ましくないReviewerなども最後に付け足して書いておくこともあります。最初から聞かれる場合は意味ないと思いますが、聞かれなくても付けておくことが有利に働く可能性があると思います。
さらに好ましいReviewerは海外学会発表でなんとか名刺交換できた方とか、とにかく知ってもらっていて悪く思われていない方(自分の理論に反対でない方)とかを盛り込みます。こうすると無下にRejectされる可能性が減らせるのではないかと思います。 取り急ぎご報告まで。
よく英語論文を投稿するときにCover Letterを提出することがあると思いますが、一般的な英語論文の書き方の本には載っていないけど、付けておくと印象いいかもというものです。通常は、提出した論文は今までどこにもPublishしていないこと、および投稿中でもないことなどを書くように
書かれていると思います。ここに、投稿するジャーナルの読者にとっていかに自分の論文が有意義なものかをアツく語る文章を盛り込みます。これをしておくことで、Editorへの印象が良くなる気がします。これは、研究助成などなにかしらアカデミック書類を提出するときにも付け加えます。先日論文Rejectの記事書きましたが、このときは、そういえばカバレターを提出するジャーナルでなかったので、駄目だった可能性もあるかなと思いました。
ついでに言いますと、好ましいReviewerや好ましくないReviewerなども最後に付け足して書いておくこともあります。最初から聞かれる場合は意味ないと思いますが、聞かれなくても付けておくことが有利に働く可能性があると思います。
さらに好ましいReviewerは海外学会発表でなんとか名刺交換できた方とか、とにかく知ってもらっていて悪く思われていない方(自分の理論に反対でない方)とかを盛り込みます。こうすると無下にRejectされる可能性が減らせるのではないかと思います。 取り急ぎご報告まで。
2013年9月4日水曜日
企業主催カンファレンスでCEOにご飯ごちそうになる。
以前の記事(2年前の8月頃)である会社のKOL(Key Opinion Leader)である話はお伝えしましたが、特になにかしてもらったということもなく日々過ごしておりました。その会社のカンファレンスがあるっていうことだったので行ってきました。これはおよそ1,2年に一回なんらかの形であるようで、今回は「東アジアの」みたいな接頭語がついていたこともあり、韓国の企業、研究者も来て、日本語、英語、韓国語、3か国同時通訳っていう自分にとって初めての機会でした。プログラムをみると本社の社長も来るようでした。この方と会ったのは、4,5年ぶりになりますが、お昼休憩に話かけに行くと覚えてくれてました。ついでにお昼一緒にどうですか?といわれ日本人らしくなくついていきました。昼食でしたし、厳かなものではなかったけど覚えていてくれたことがかなり嬉しかったです。今後の会社のビジョンもきけたのはよかったです。自分のプロジェクトがなかなかうまく行かないこととして、外資系整形外科企業が以前よりパワーを失っているないし、新規開発投資に慎重という感じ、という残念な報告も聞きました。タイミングの波はくるのでしょうか?それまで灯を絶やさないようにしなくてはと少し思案中です。