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2017年8月9日水曜日

医師の休暇の取り方② 学会の活用

 ”医師の休暇の取り方 ① ”によって、自分はどんな経験をしたかといいますと、ほとんどのヨーロッパの国を旅行しました。 週末のみの弾丸的1泊2日旅行も、日の長い夏の時期ですと、結構いろんなところにいけることがわかりました。 
 他、数日必要な場合は、関連する学会をくまなく検索して、”ここら辺の地域の旅行はは、春ごろに、OOOという学会があるから、勉強をかねて行こう”というように設定をしました。
 ここで注意が必要なのは、どんな事情であっても休める状況を作り出せないといけない
ということです。丁度タイミングよく、その事を整形外科医ブログ先生が書かれていました(リンク)。

”医学研究には、ラットなどの生物を扱うものと、画像などのデータを扱うものがあります。俗っぽいですが、どちらが楽に研究できるかと言うと、画像などのデータに軍配が上がります。”

 そうです。細胞、小動物など、ルーチン的の管理が絶対必要なもの、というのは好き勝手休めないと思います。残念ながら(?)こういう分野が自分のフィールドワークの先生方は、共同作業してくれる方を見つけるか、自分の指示を聞いてくれる方を見つけるしかないと思います。そうでなく、基本的にどこでも作業ができるという研究の方が(出発が生物的であっても、自分の担当が画像解析系であれば問題なし)、上記の休みを取りやすいと思います。

 ”休暇を取る”ということにフォーカスをあてて考えた場合(他の面(よりよい医療のためにとか、医学の発展のために、患者様のために)などは今回は無視させてください)、最低限国際学会にいける能力は、よりよい休暇をとる上で必要な条件かもしれません。

その最長のものは、AAOS+ORSのコンビネーションじゃないかと思います。これら2つの学会に1つずつ演題を出すことができれば、まとまった休みをとれることうけあいです。
(AAOS+ORSの利用については今年最初のほうで書きました。このため、あとでまとめ記事も作成しようかと思います)

病院によっては、旅費の全額補助がでるようなところもあるそうなので、そうであれば、2週弱の休みがとれることになると思います。 

他、いや俺はヨーロッパに行きたいんだ!という先生。
日にちがかぶらないけど、移動日ということで説明できれば、ヨーロッパの学会でも2つをつなげることは可能です。探してみてください。ほか1つの学会とその近くの臨床ないし研究施設への見学、ワークショップ・トレーニング等研修への参加とかいうコンビネーションもいいと思います。

(実は、①での最大の休みは、学会など関係なく休みを勝手にとった、クルージングヨーロッパ周遊旅行2週間でした。このつづきはまた次回)





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