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2017年6月1日木曜日

姑息なインパクトファクターあげる手段

日本整形外科学会の英語論文誌 Journal of Orthopaedic Science (JOS) というのは、日本整形外科学会会員においてはマストアイテムかもしれません(うそ)。

かねてから整形外科雑誌のインパクトファクターについて書いていますが(リンク)、
そのインパクトファクターは、当初(出典がみつけられず)は0.6ないし0.7くらいでついたという報告からはじまり、現在1.1と奮闘中です。
先日の日本整形外科学術総会で、講演の間のスライドショーに妙なものを見つけました。

「会員のみなさんが英語論文を作成される際には、JOS掲載論文を引用してくださることをお願い申し上げます。」

こんな記載あまりみかけなかったので驚きました。積極的に引用してくれとおねがいするなんていうのは、ちょっと順番が逆なような気がします。論文書く時のキーペーパーになれば参照されるだろうし、そうでなければ引用するはずがないのです。学会を挙げてこんなことを宣伝しているのは少し恥ずかしい気がしました。

といいつつ、次なる論文には偶然1つ入っているので、よしとしました。

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