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2015年5月11日月曜日

海外研究施設訪問雑感

今年年初の試みで書きました、海外研究施設訪問について先日1つ行ってきましたので、気になった点を書きとめます。どなたかの先生の参考になればと思います。

日時決定
今回のようにフリーでアポイントを取って進めていく場合、時間決めからしないといけません。これは日本においてもそうですが、多数参加の場合、かなり煩雑になります。参加(今回の場合“面会”を意味します)してくれるかどうかもわからない状況の中、全員の先生をCCして決めていく必要がありました。最初は高望みし、相手側が調節してくれるのかと思っていましたが、反応が遅い場合は、こちらで決めていくしかないように思います。面会したい先生を日にちごとに分け、およそ1時間単位でお話しさせてもらうようメールしました。そうするとようやく都合の悪い先生からもコンタクトが入るようになり、微調整するだけでなんとかスケジュールを決定しました。どれくらいの時間割いてくれるか、また決めておいて話すことなかったらまずいなとか思うと時間設定もできませんが、
面と向かってのお話しの場合1時間くらいが適切でないかなと思いました。

面会での内容
上の話につながりますが、スケジュールしていく際に、どんな感じのことを話したいか
決めておくのは一案だと今回思いました。もちろんフリーで話が進みますので、それどおりにはならないかもしれませんが(向こうが話したことで聴きたいことがでてくるから)、
最低限話をしておきたい、聞いておきたいことを決めておくと話の進行を修正したりするときや、あっ少し間ができてしまったなというとき安心して取り組めると思います。
失敗したこととしては、なにかはなしたいことまですらすらいえないから書かれた書類でなんとかしようと思っていたのですが、そんな資料を見る時間がありませんでした。こういったときに役立つのはスマートデバイスなのでしょうが、自分はPCしかもっていかなかったので、その辺は苦労しました。聞きたいことを英語で言えるようにしておいたほうがいいと思います。要は準備はかなり前から必要だと思いました。でもただでさえ通常日常も忙しいはずなので工夫が必要かと思いました。

話をしたい内容ではないが押さえておかないといけない内容
自分が何者であるかの自己紹介、もし事前にCV送っていたって、みてはいないことのほうが多いと思うので凡そのヒストリーは伝える必要があると思います。興味がある分野、なんで興味があるか、今までその分野でなにしてきたか等
同じ専門の分野の先生と話をすることがあるとき、手術件数とかが話題になることありますよね?そういった数字も記憶しておかないといけません。また所属している大学の規模、学部数、各学部学生数を聞かれたり、はたまた住んでいる地域の人口規模とかも聞かれることがあるのではないかと思います。これらは日本語での表現と異なりますので(1万と言わず10千となること等)一度でも口に出しておくといいと思います。


トーク
 行く前にセミナーをお願いされていたのでこれを作成するので精一杯でした。しかし
作っておけば、またのとき役立ちますので、そうやって効率を上げていくしかないのだと
思います。0から1は大変ですが、1から2は少し楽なはずです。今のところは与えられた時間が決まっていてそこに何個か自分のやってきたことを詰め込むことをする方法で
行っていますが、時間調節も数を調節すればいいので便利かと思います。
また、依頼されたテーマ+αが喜ばれる気がして、直接そのテーマに関係なくても
今取り組んでいる研究の話を1-2枚紹介するのは、メインテーマがぼやけない程度でありいいように思いました。
いろんな質問があり、わからないこともありましたが、そういった経験を重ねていくしか

ないように思います。

展望
 どこかにExchangeの拠点を自分で作ってみたいとは思うのですが、英語環境に自信をもって送り出せる環境が日本では作りにくいというのが越えないといけない壁かもしれません。今回も留学関連の話も打診してみました。これについても事前準備が必要だと思いました。しっかりした結果を残すには、そのための計画が大事であり、ここではそういった受け入れのためにはまずはProposalの作成をするよう指示するということがわかりました。行かないと実際はわからなくても、得られる情報を基に実現可能なことかを判断し、計画まで立てていく必要があると思うと、なかなか大変なことであると思いました。

その他

 今回自分でコンタクトして行けたことには満足しています。しかし、もともと所属していたところでの活動などを評価してくれたことなどが影響したと考えられ(つまり大きな流れの一存在として認識してもらったので)、ぱっと連絡してさっと見学にいけるという事は普通ではあまりないのかもしれません。

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